SHIBUYA CAST./渋谷キャスト

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EVENT
2023/06/07

<EVENT REPORT>
台湾・中国・香港・タイ・韓国・日本の6地域のブランドが渋谷キャストに集結!
アジア旅行気分のイベント「Shibuya Design Park by Pinkoi」開催レポート

<EVENT REPORT> 台湾・中国・香港・タイ・韓国・日本の6地域のブランドが渋谷キャストに集結! アジア旅行気分のイベント「Shibuya Design Park by Pinkoi」開催レポート

アジアを中心とする世界のデザインプロダクトをデザイナーから直接購入することができる越境ECサイトの「Pinkoi」が、2023年3月20日(月)から3月22日(水)の3日間、渋谷キャストでアジア旅行気分を味わえるイベントを開催しました。

 

「Pinkoi」に出店する人気の約30ブランドが、台湾、中国、香港、タイ、韓国、日本など、全6地域から参加。「ファッション」「ライフスタイル・雑貨」「グルメ」などの幅広いジャンルから、日本未上陸ブランドも含むトレンドアイテムを多数販売する大盛況のイベントとなりました。ここではその模様をお届けします。

 

PHOTOGRAPHS BY
BAUM
TEXT BY
Kana YOKOTA

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春を感じるあたたかい陽気の春分の日。渋谷キャストのガーデンとスペース、大階段で開催された「Shibuya Design Park by Pinkoi」。会場を訪れると、平日にも関わらず、たくさんのお客さんで賑わっていたのが印象的でした。

 

来場者は1日目、約1,000人、2日目、約1,500人、3日目、約600人、計約3,100人だったとのことで、盛況ぶりが伺えます。

 

実はこのイベント、ピンコイ株式会社と渋谷キャストのco-lab(春蒔プロジェクト株式会社)による共同主催で、ピンコイ株式会社がco-labに入居されていることから企画が生まれたそうです。

 

この日のために来日されたアジア各地のデザイナーさんたちと触れ合いながらのショッピングは、本当にアジア旅行に来た気分に。日本語が堪能な方もいれば、片言の日本語ながらも一生懸命話してくれる方、そして、英語オンリーの方は事務局スタッフの通訳を通してコミュニケーションをとることができました。

 

驚いたのは、デザイナーのみなさんのパワフルなエネルギー。製作されているものもユニークなのですが、一つひとつの作品に対して、どんなところにこだわっているか、どんな風に使うといいかなどをとても丁寧に教えてくれるのです。

 

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ポッキー?と思ったら、食べ物を入れた袋を止めるクリップ。餃子?と思ったらはしおき、なんていうユニークな商品も。

 

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タイのバッグブランド「JAYCHEWIN(ジェーシーウィン)」。コロンとしたフォルムと鮮やかな色使いが素敵です。本牛革だけれど重くなく、女性が一日中持ち歩いても疲れないデイリーバッグを目指して製作されているのだとか。

 

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「peihandmade」は、落花生やにんにく、たまねぎ、さつまいもなど、食べ物をモチーフにした台湾の雑貨ブランド。そんな発想なかった!と思うアイデアが満載のユニークなブランドです。

 

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ローカルな香港を感じられる雑貨ブランド「Hong Kong Oapes」。こちらのお店はとにかく活気があって、商品ひとつひとつの主張も強く、思わず滞在時間が長くなってしまいました。写真のトートバッグに描かれているのは、鶏や豚をローストした香港のソウルフード、焼味(シュウメイ)。ビニール袋が普及する70年代頃までは、茶色の紙袋が主流だった香港。防水性のある素材で、当時のレトロな紙袋を忠実に再現しています。これは買い物袋にちょうど良さそう!

 

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台湾大甲で立ち上げられ、40年の歴史を持つ 「一帆布包」。帆布のぬくもりを感じてもらいたいという想いから、こだわりの布地も縫い目の細部も、一つ一つの帆布鞄を丁寧に仕上げているのだとか。デザイナーご本人もとっても可愛い!

 

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台湾の工芸要素を取り入れ、伝統工芸と革新的なインスピレーションを融合させたシューズブランド「HTHREE」。数十年にわたる靴作りの経験を用いて、現代的なこだわりの靴を生み出しています。実はこの靴、天然レザーを自然な模様に手染めしたものなのだとか!独特な色彩と質感のある光沢が素敵ですよね。高単価にも関わらず、ブースには人が途切れることなく、人気を博していました。

 

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アジアの雰囲気を演出したスペースにも、たくさんの商品が並び、ついついいろいろ購入してしまいます。こちらの台湾発デジタルカメラブランドの「PaperShoot ペーパーシュート」は、レトロな雰囲気の写真が撮影でき、若い世代に大人気のアイテムなのだとか。カバーを交換できるのも魅力で、自分だけのデザインでオーダーできるサービスも。欲しい!

 

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デザイナー WeiLai と CYC によって設立されたファッションブランド「tntntutu(テンテンツツ)」。ロンドン芸術大学を卒業した2人によるデザインは、一見ポップでカジュアルファッションな印象ではありますが、ジャカード織り、編み物、刺繍を融合させたデザインは技術の高さが伺えます。よくよく見るとイラスト使いも絶妙に上手い!

 

ちなみに、店頭に立たれていたのは「カラフルポップな世界」を発信するクリエイターである「まちこ」さん。店長として、三日間在廊されていたそうです。
tntntutuのお洋服がとても似合っていますよね。

 

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小腹を満たすため、キッチンカーで販売されていた、日本では珍しい台湾のソウルフード「麺線」をいただきました。台湾おにぎりや台湾ビールなども販売されていて、食欲をかきたてられます。

 

本当は、台湾No.1サンドイッチ専門店の「洪瑞珍(ホンレイゼン)」を狙っていたのですが、完売。毎日600個売れたそうです。食べたかった〜!(写真下左のサンドイッチ)。
ちなみに、ホンレイゼンは1947年創業で、ここのサンドイッチは台湾のソウルフードとまで呼ばれているそう。今年春にJR高田馬場駅から徒歩約10分のところに日本初出店したそうです。

 

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さまざまなアジアの国の方々とお話ししながらショッピングを楽しんでいるうちに、本当にアジア旅行をした気分になれる素晴らしいイベントでした。

 

ここで出会った方々を訪ねて海外旅行にたくさん行きたくなったり、アジアのクリエイターによるユニークなアイテムに刺激をうけて、自分でもなにかつくりたくなったり。創作意欲までかきたててくれたのはきっと、出店者のみなさんのパワフルなエネルギーのおかげ。

 

ぜひ第二回の開催も楽しみにしています!