SHIBUYA CAST./渋谷キャスト

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2025/02/28

BAYCREW′Sスタッフと巡る、仕事と休息を一筆で結ぶ渋谷キャストのとっておき

BAYCREW′Sスタッフと巡る、仕事と休息を一筆で結ぶ渋谷キャストのとっておき

渋谷キャストの開業時からこの場所に本社を構える「BAYCREW’S(以下、ベイクルーズ)」。アパレルを事業の主軸とし、飲食、家具・インテリア、フィットネスなど、さまざまなアプローチからライフスタイルを提案する。展開ブランドは現在70を超え、それぞれのブランドが持つ独自の世界観で幅広い層に支持を得ています。


今回のジャーナルでは、そんなベイクルーズスタッフ3名にご登場いただき、普段お仕事をするなかで利用している気分転換や癒やしのスポットを教えてもらうべく、皆さんの職場である渋谷キャストを出発点に、実際に渋谷の街を歩いてみました。

今回の案内人は、こちらの御三方!

 

藤原祥子さん|Shoko Fujiwara 

 

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「JOURNAL STANDARD relume(ジャーナルスタンダード レリューム)」のプレス担当。2015年に入社。ショップスタッフとして3年間の経験を積み、本社勤務となる。渋谷キャストに通って7年。主な仕事は、ブランドのPRのため季節の新作を紹介するルックブックやパンフレット、ウェブコンテンツなどの企画・編集・制作。また雑誌やウェブ、テレビなどの媒体に掲載するための、スタイリストへの商品の貸し出し対応なども担当している。個人でもinstagramを活用をし、ブランドのおすすめアイテムを自分らしく紹介している。2歳になるお子さんがいる。


Instagram:@fujiwara_shoko_

https://www.instagram.com/fujiwara_shoko_/

 

桂 大地さん|Daichi Katsura

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フレンチテイストの大人向けブランド「ÉDIFICE(エディフィス)」のプレス担当。2015年に入社(藤原さんと同期)。エディフィスのショップスタッフを経て、現職に。渋谷キャストが職場になって3年となる。異動当初は「転職したのか」と思うほど、仕事内容が変わって戸惑ったこともあったが、好きで通っていたファッションブランドとのコラボレーションを自ら企画し、別注アイテムの制作に関わったことも。ものづくりを1から経験したことも自信となっている。古着が好き。最近は趣味を作ろうと、テニスやサイクリングなど自分に合うものを模索中。

 

Instagram:@daichi_katsura
https://www.instagram.com/daichi_katsura/


長谷川瑞佳さん|Hasegawa Mizuka

 

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「Plage(プラージュ)」のプレス担当。アルバイト経験を経て、2022年に入社。ショップスタッフを経験し、2023年本社勤務に。販売促進のためのイベントや、その他発信コンテンツの企画や編集を行っている。自社コンテンツとしてのSNS運用と合わせて、個人でも発信をしており、キャストの壁面や外観を背景にファッション撮影を行っている。学生時代から環境問題やフェアトレードなど、SDGsに興味を持ち、エシカルな暮らしを実践している。

 

Instagram:@mizuka9912
https://www.instagram.com/mizuka9912/

 

 

あのスナップの裏側って? 大人気の撮影スポットも


それぞれに個人でもSNSを使って、ブランドの魅力を広めている3人。実はみなさん、キャストを背景によく自ブランドのスナップを撮影することがあるんだとか。PRの担当者が自らモデルになって発信するなんて……すごい。

 

「とくに、茶壁(ちゃかべ)は取り合いですね」と語るのは、桂大地さん。
3人にキャストでの撮影秘話を聞きました。ファッションスナップの裏側へ、いざ!

 


いつも取り合い! ダントツ人気は「茶壁」

 

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「自然光のもとで撮影をしたほうが、やっぱり服がきれいに写るんですよね。背景は着ている服の色味や柄から考えることが多いです。ものによってシンプルにしたり、要素が多いところを選んだりって使い分けています」と、藤原祥子さん。

 

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デニムジャケットの藍色とバックの壁の茶色が見事にマッチしている

 

「撮影する服は、見せたいものをプレスルームから借りてぱっと着替えたり、私服でブランドのものを着ているときは、そのまま私服を撮ってもらったり。外では何パターンも撮影することはなくて、業務の合間にワンパターンだけサクッと撮るっていうやり方ですね」

 

ジャーナルスタンダード レリュームは、品質にこだわったカジュアルでベーシックなアイテムと、先を行くトレンドを独自に解釈したアイテムなどを提案するブランド。メンズ・レディス・ユニセックスと、豊富なラインナップが揃っている。


藤原さんもよく使うという、渋谷キャストの「CITYSHOP」横に大きく設置された茶色い壁、通称「茶壁」は、ベイクルーズのPR担当者の中でも人気のスポットだそう。

 

「弊社のECサイトでよく目にすると思います。そういう意味では、ベイクルーズ社員の間でいちばん有名な壁といっても過言ではありません(笑)。色合いといいテクスチャーといい、とにかく撮影しやすい」

 

桂さんも、キャスト内でのお気に入りスポットにこの茶壁を挙げてもらいましたが、すでに藤原さんが撮影済みとのことで、「やっぱり茶壁は取り合いなんですよね」と取材陣の笑いを誘っていました。

 


渋谷キャストでの撮影は、ブランドのテイストと合う背景が選べる

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大階段を登った先の連絡通路を案内してくれた桂さん。

 

「街中のにぎやかな雰囲気よりは、キャストの背景のほうがすっきりしていていいですよね。シックな雰囲気になるので、エディフィスのテイストとも合いますし」

 

エディフィスは、購買層が36歳前後という大人向けのブランド。一方で、これから社会人になろうとする20代の人たちがちょっと背伸びをしてまとうこともできる。デザインもトラッドなものが多く、年齢を重ねるごとに服との相性が醸成されていくため、長く愛用できるアイテムが揃う。

 

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大階段の下にあるグレーのタイル張りを背景にして撮影をしていると案内してくれた長谷川さん。

 

「私は普段、SNS用の撮影をする場合も、スケジュールに組み込みます。3時間の中で、できるだけたくさん撮る!という気持ちで。見せたいコーディネートを考えて、別の社員と一緒に撮影をし合います。撮影の際に気をつけているのは、なるべく画角を引いて撮ること。社内にもスタジオがあるので、そこで撮影することも少なくないのですが、一覧で見たときに室内の写真が多いとのっぺりとした印象になってしまうんです......。だから、自然光での撮影は必須とも言えますね」

 

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「プラージュの服は、色味もベーシックなものが多いので、グレイッシュや白といった、はっきりとした背景を選びます。渋谷キャスト内の撮影場所は、先輩が知り尽くしているので、いい場所をよく教えてもらっています」


気張らず、女性らしさを大切に。ファッションを楽しむ芯のある大人の女性に向けて、リラックスできる日常着を提案するプラージュ。長谷川さんの自然体の姿勢と、ブランドのコンセプトとイメージが重なる。



渋谷キャストを出発して街歩き。とっておきのお店3選!


ここからは渋谷の街へ。お気に入りスポットに加えて三人三様の過ごし方と、今回は特別に着こなしのポイントも合わせてご紹介!


Recommender’s Select!
ダブルトールコーヒーバー 渋谷cocoti店

 

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出社前やランチの後に寄ってカフェラテをテイクアウトするのが、いつものコースだという藤原さん。

 

「出産を経て、1年間の育休から戻ってきたときは、仕事と子育ての両立に慣れずに不安になることもよくありました。だけど、ベイクルーズには先輩ママさんがたくさんいるんです。子どもが熱を出して急な予定変更にも『早く帰りな!』とサポートをしてくれる仲間がいることは心強いです。最近は休みの日にはキャストの隣の映画館で映画を観たり、ひとり時間をつくる余裕も出てきましたけど、まだまだ育児と仕事の両立を楽しみながらもなんとかこなす毎日。仕事の合間においしいコーヒーを1杯テイクアウトするだけでも、気分転換になるんです」


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春を意識し、デニムジャケットの前ボタンをしめてシャツのように1枚で着こなす

 



ダブルトールコーヒーバー 渋谷cocoti店
ハワイの海と太陽をイメージしたブルーとイエローのスタンドが目印。ここでしか手に入れられないハワイ島の自家焙煎コーヒーをはじめ、数多くの世界のコーヒを季節ごとに扱う、テイクアウト専門店。

東京都渋谷区渋谷1-23-16 渋谷cocoti 1F
Instagram:@doubletallcoffeebar
https://www.instagram.com/doubletallcoffeebar/

 



Recommender’s Select!
STREAMER COFFEE COMPANY SHIBUYA

 

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仕事が詰まっているときや、大事な商談の前には必ずこのお店に足を運ぶという桂さん。

 

「気合を入れたいとき、ちょっと贅沢をして自分を奮い立たせるために来ていますね。PRの仕事って、外の方との関わりがいちばん大事だと思います。だから、カフェもそうなんですけど、オフィスにずっといるんじゃなくて、外に出て行くようにしています。そこでふとした発見や出会いがあるかもしれないので」

 

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好きなビンテージを取り入れながらも、上品さが出るようなコーディネートを意識

 



STREAMER COFFEE COMPANY SHIBUYA
2010年、アメリカ西海岸のサードウェーブの影響を受け創業。渋谷に1号店を出店して以来、ニューウェーブコーヒーの国内パイオニアとして国内に店舗を拡大し、月間で19万杯ものコーヒーを提供している。自社焙煎した豆で、特別な一杯を提供している。

東京都渋谷区渋谷1-20-28
Instagram:@streamer_shibuya
https://www.instagram.com/streamer_shibuya/

 



Recommender’s Select!
SHIBUichi BAKERY(渋いち ベーカリー)

 

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長谷川さんは、がんばった自分へのご褒美のため、ランチタイムにここを利用する。なかでもベーグルがいちばんのお気に入り。生地がほわほわのメロンパンはデザートに。冬は日替わりスープ、夏はアイスカフェラテを注文するというルーティーンが決まっているそう。

 

「過去に、ここのパンにすっごくハマって毎日のように食べていたことがあったんです。だけど、それだと『ごほうび感』が薄れちゃうことにある日気が付いて……。どんな場面でも、自分のご機嫌を自分でとっていくのが大事だと思っているので、ここぞというときに来るようにしました。それからは、ここのパンは自分への『ごほうび』。食べると気持ちにメリハリがつくんです。」

 

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春を意識した明るいグレーのトップスに白いTシャツをはさみ、きれいめな印象に。ベルトでメリハリも

 



SHIBUichi BAKERY
渋谷キャスト内に入るレストラン『THE RIGOLETTO』を展開する㈱HUGEの系列店で、コンセプトは“レストラン屋が作ったベーカリー”。国産小麦で作るバゲットや食パンをはじめ、種類豊富な調理パンは『THE RIGOLETTO』などレストランのメニューをヒントに作られている。

渋谷区渋谷1-23-26 網野ビル1F
Instagram:@shibuichi_bakery
https://www.instagram.com/shibuichi_bakery/

 




一筆したためる、「わたし」にとっての渋谷


3人が普段気に入って足を運んでいるお店や渋谷キャストのお気に入りスポット。どんなときに行く? どこが好き? それぞれに直筆で表現してもらいました! 話題はだんだんと「渋谷の街」にも広がっていき……?

 

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「渋谷自体、気分転換しやすい街ですよね。カフェでひと息つくことも、洋服を見にいくこともありますし、同僚とごはんを食べて帰ることもあります。アクセスもいいので、通勤しやすいのも魅力です」(藤原)

 

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「月に一度くらいは仕事の山場があるんですけど、ここはそういうときにも自分を奮い立たせてくれる街だと思うんです。仕事以外にも、渋谷へはプライベートで古着をチェックしに来ることもあります。渋谷って仕事とか遊びって、分けなくてもいい街だと思うんです」(桂)

 

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「渋谷は、行き交う人を見ているだけでも外国人の方が多いなとか、広告の看板が変わったなって発見があるんですよね。自分からリサーチに出て行くことも大事なんですけど、通勤途中でも十分トレンドがチェックできるんです。駅からちょっと歩くっていう渋谷キャストの立地もちょうどいいんです(笑)」(長谷川)


ーー今後も、渋谷キャストから新たなファッションを発信していってください。ありがとうございました!

 

 

CREDIT

執筆:山本梓

撮影:横田大、須藤翔(Camp Inc.)

編集:横田大、須藤翔、Re!na(Camp Inc.)

デザイン:山下舞、植木駿(Camp Inc.)