「渋谷キャスト7周年祭」関連特別企画:SHIBUYA CAST. memorial booklet「頼まれなくたってやっちゃうことを祝う」
- 開催日
- 2024.4.28(Sun.)-29(Mon.)
- 時間
- 4/28(Sun.) 11:00-19:00 / 4/29(Mon.) 11:00-19:00
- 場所
- 渋谷キャスト ガーデン
- 料金
- 無料
- 定員
- 各日限定200部
渋谷キャストの建築デザインコンセプトであり、施設としての願 いでもある「不揃いの調和」。“異なる個性が共に響き合う”、その景色を叶えるための問いかけとして、毎年周年祭ごとに刊行する特別編集誌『SHIBUYA CAST. memorial booklet』を創刊します。
初回となる 7th Anniversary 号では、7 周年祭のテーマとなる「頼まれなくたってやっちゃうことを祝う」をめぐる、3者へのインタビューを実施。7周年祭の2日間の開催期間中、渋谷キャスト ガーデン内(屋外広場)のインフォメーションブースにて、各日限定200部を無料配布します。
interview_1
「頼まれなくたってやっちゃうことこそがクリエイティブ」
田中元子(株式会社グランドレベル代表取締役社長/建築コミュニケーター)
“全ての仕事は、健やかに生きるという目的に向かっている”
“報酬はプロセスで手段” “うっかりの大切さ” “誰の奴隷でもない状態を祝す”
インタビュー「頼まれなくたってやっちゃうことこそがクリエイティブ」より、一部編集抜粋
interview_2
「発注を考える 未来の奴隷にならないために」
若林恵(黒鳥社 コンテンツ・ディレクター、自由研究員/『WIRED』日本版 元編集長)
“発注の専門家はいない” “一生恨む発注、一生感謝する発注”
“発注を考えることは世直し” “「100%正確な見積り」は存在しない”
インタビュー「発注を考える 未来の奴隷にならないために」より、一部編集抜粋
interview_3
「ボランティアの文化人類学」
猪瀬洸平(文化人類学者)
“ボランティアは自治” “参加することが一つの喜びになる会議”
“賭ける、賭けられる、共犯関係” “声が聞こえる関係、耳を傾け合う土壌”
インタビュー「ボランティアの文化人類学」より、一部編集抜粋
〜「はじめに」より転載〜
「多様性を受け入れ、創造性を誘発する」ことを願って誕生した、渋谷キャスト。この冊子は、その七周年を記念して生まれたものです。4月28日にその誕生日を迎えるなかで、感謝の気持ちを改めて確認したりお祝いの機運を高めたり。記念日らしいことが頭に浮かんで来ますが、とはいえお祝いと言っても、そもそも一体、何を祝うべきなのでしょうか。
「頼まれなくたってやっちゃうことを」というのは、それに対する一つの応えです。なぜか。それが、この社会に必要だと考えるからです。そのお祝い気分が、街に広がっていくことを想うからです。そのような気持ちだけが確信とも言えるもので、それ以外は暗中模索。「おせっかい」や「独りよがり」とは違うのか。同じなのか。手放しでお祝いして良いものなのか。色々と逡巡が尽きないなかでも、たぐり寄せたくなる希望を感じてしまうのが正直なところ。ですし、まさに、頼まれなくたってやっちゃいたくなるような拍子がかかって、一歩二歩と踏み出して、そういった逡巡と希望を携えながら、田中元子さん、若林恵さん、猪瀬浩平さんにお話を伺いに向かった次第。この冊子は、その様子をそのままに記録していくというドキュメンテーションの体裁をとりました。取材を終えて今思うのは、踏み出して良かったということです。踏み出してみれば、自分の、生きるということと働くということが案外重なっていくもんだということです。
(熊井晃史 渋谷キャスト7周年祭 プロデューサー)